WORKS PLUS 株式会社
2023年7月10日
近年、カスタマイズの自由度や用途の広さなどからコンテナハウス物件が注目を受けています。住宅だけでなくオフィスや飲食店など事業用としてコンテナハウスを使う動きもあります。
そこで今回は現在、コンテナでオフィス活用をご要望のお客様の御案件紹介と共に、オフィスとしてのコンテナハウス活用を考えている人のために、その魅力や注意点などを解説します。
営業所としての活用や、建築現場の控え室や事務所として、期間限定ショップに併設する事務所にしたいなど多くのご要望があります。
そんなコンテナハウスを事務所として利用するメリットは大きくわけて以下のような点があります。
施工期間が短い
最初から床・壁・天井が組んであるので、シンプルな手順で組み立てられる為、仕様にもよりますが工期は短くて済みます。
耐震性・耐久性が高い
海上、陸上での輸送用につくられたコンテナは衝撃や振動に耐えられるよう厳密な国際規格に従って製造されています。
耐候性鋼板を使用していますので発錆が少なく耐久性に優れており、過酷な海上輸送に耐えられるだけの強度と水密性があります。
移動できる(再利用できる)
コンテナオフィスは規模次第ですが移転もできます。
ひとつだけのコンテナ使用など小規模かつシンプルな構造なら、建物自体を別の事業地へ動かす事が可能です。これにより事業者の諸事情による引越しなどにも対応できます。
従来のオフィスなら移転時には新しい物件を探す必要がありましたが、その手間も省けるのがコンテナオフィスの魅力です。コンテナごとの移転には相応のコストを要しますが、事業地を動かす手間をシンプルに済ませたいなら、コンテナオフィスがおすすめです。
増減築ができる
事業の拡大や縮小にも対応しやすいと言えます。新しいコンテナを導入したり、コンテナを取り外して売却したりできるからです。
コンテナオフィスを使っていれば、増築や改築が簡単なので、移転の手間が省けることもあります。事業開始だけでなく、運営中のさまざまな可能性を見越す意味でも、コンテナオフィスは起業者の物件選びにおすすめです。
コンテナハウスはカスタマイズの自由度が高いことから、こだわり抜いた外装のデザインで人目を引けることがポイントです。内装も建てた人の趣味や事業内容を色濃く反映させ、オンリーワンに仕立てられます。
コンテナはカスタムの自由度が高いため、デザイナーズオフィスのようにおしゃれに仕上げられます。通常の賃貸オフィスでは設備の一体化やオフィス側による規定などで、ユーザーのこだわりを反映させられない場合もあります。
しかしコンテナオフィスを使えばゼロから自由なカスタムができます。
外装は人目を引くようにインパクトを重視でき、内装でも事業者様などの好みを色濃く反映できます。
コンテナオフィスを建てる際の注意点2つ
木造建築よりコストを抑えられない可能性があります。
コンテナオフィス開業にはさまざまな費用がかかる関係から、起業者様が望むようなローコストを実現できない可能性があります。
業者によっては、ローコストで済ませられることを宣伝する動きも見られますが、実際は木造住宅と建築費が変わらないこともあるので注意が必要です。
オフィス建築のために使うコンテナはJIS規格に適合している必要があります。ISO海上輸送用の中古コンテナより高い相場になりますが、中古コンテナはJIS規格に適合するものがありません。そのためコンテナ使用を理由としたコスト削減は難しいのが現状です。
以上からコンテナを使うからといってむやみにローコストを期待せず、設備点数の調節などによるコスト削減の自助努力が大切になります。
立地制限に注意
コンテナでできた建物はほとんどの場合、あらかじめ組み立ったものを大型トレーラーが運び込みます。そのため、目当ての敷地に面した道路がせまいと、そこにはコンテナオフィスを設けられません。
建築基準法でも、倉庫を建設できない第一種低層住宅専用地域などは、コンテナハウスも建てられません。
特にオフィスの貸し出しを視野に入れている場合は、法律の範囲内で立地条件に優れた場所選びにご注意下さい。
弊社では立地条件などもご相談承ります。お気軽にお問合せ下さい。