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新規事業プロジェクト ~農業カフェ⑥~

2023年9月25日

「農業カフェ」 大工工事その3


大工工事も大詰めとなってきました。

サッシ枠が入り浸透防水シートが貼られ、今回農業カフェでは1階土間仕上げにしていますが後々フロアタイル予定にしていますのでフローリングは貼りませんが、通常でしたらこの辺りでフローリングも施工していきます。


<サッシ枠の施工>

構造材の施工が完了したら、外壁側の鋼製サッシ枠を取付ける工程に進みます。

サッシ枠と同時に玄関扉の取付けも行うのですが、この工程まで進むと建物の戸締りができるようになるので、建物内に入るためにはコンスキーと呼ばれる工事用の鍵が必要になります。


<透湿防水シートの施工>

外壁の構造用合板の施工が完了したら、外壁工事の前に透湿防水シートの工程に移ります。透湿防水シートとは、水は通さずに湿気(水蒸気)だけを通す性質をもつ薄いシートのことで、建物を雨から守ったり、壁内(柱の厚み分の空間)の結露を防ぐ効果があります。


建物の壁内が結露によって湿ってしまうと、断熱材の性能低下や木材の腐食が進んでしまうので、建物の寿命を縮めないためには、隙間のない透湿防水シートの施工が必要不可欠となります。


<野縁(のぶち)の施工>

建物外部の雨仕舞(透湿防水シート施工など)が完了したら、木工事の内部工程に進みます。野縁(天井下地)施工のタイミングは、使う建材(木材・金属など)や大工さんによって変わりますが、室内の木工事の中では比較的早い段階に行う工程です。


野縁の施工精度が悪いと天井が凸凹になってしまうので、太陽の光や照明が天井に当たった際に歪んで見えることがあります。

 野縁の施工精度は、大工さんの腕の見せ所とも言えるんです。



<フローリングの施工>

フローリングには「さね」と呼ばれる凸凹があり、凹部分に隠し釘を打った後に凸部分を差し込んで留めていきます。


<内部階段の施工>

意外かもしれませんが、内部階段を施工するのは木工事でもずいぶん終盤の工程です。ハウスメーカーさんによっては施主に危険があってはいけないので、2階に上がらせるのを嫌がることもしばしば。

安全を確保し、2階からの眺めを堪能させてもらいたいですね。


<各種下地の施工>

内壁の石膏ボードを貼る前に必ず行わないといけないのが、補強のための下地材を施工する工程です。

エアコンや壁掛けテレビなどの重力物を壁に固定する場合や手摺りなどの強度が必要な部材を取付ける場所には、壁の中に下地を仕込んでおかないと強度不足でグラついたり、脱落してしまう恐れがあるので、下地材の施工は欠かせません。



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